MR検査
MR検査は、あらゆるシーンで活用されています。
当院では、MR技術を利用して体の広範囲を撮影することで体にひそむ病気を抽出する、MR検査(スクリーニング検査)を実施しています。数分間、じっと寝ているだけで検査することができるので、痛みを感じることもありません。
SOSサインを見逃さないためにも、検査をして、ご自身の体の状態を把握することをおすすめします。
それぞれのMR検査の主な検査部位や、主な症状・病名については、次のページをご参照ください。
MRIとは?
MRIとはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴)の略です。従来からあるX線や超音波などは一切使用せずに、磁石から発生する「磁力」と、ラジオのような「電波(電磁波)」を使用して人体の断面を観察する装置のことを指しています。
MRIは人体を構成している最もおおもとの「原子核」から信号を収集します。人体には数多くの原子核がありますが、MRIでは、より多くの信号を収集するために、人間の90%を構成する水分を構成する、「水素原子核(プロトン)」から情報を集めています。
MR検査の特徴
- 苦痛や痛みを感じる検査ではありません。
- 一度の検査で、いろいろな方向から体の断面図を撮影します。病巣の立体的な把握をするために有効です。
- とても安全な検査です。磁気を使用するため、検査後の体に大きな影響を与えることはありません。
- X線CTや超音波診断装置など、これまでの機器では発見しにくかった病変も見つけやすい検査です。