脳ドックとは?
脳ドックとは、MR(断層撮影診断)や採血によって、脳の疾患や萎縮の発症を未然に防ぐための検査です。主に、脳血管の破裂リスクとなる「脳動脈瘤」、血のかたまりで血管がつまる「脳梗塞」、そして「脳腫瘍」や「脳萎縮(早期アルツハイマー型認知症)」などの自覚症状のない異常箇所を調べます。当クリニックでは、所要時間約3時間で、MR検査を含めた脳ドックだけでなく、通常の人間ドックを同時に行えることが特徴です。
脳ドックはなぜ必要なの?
脳ドックでは、現代の3大疾病にあたる「脳血管疾患」と、脳の委縮による「物忘れ(早期アルツハイマー型認知症)」を検査することにより、自覚症状のない異常箇所を発見し、早期の治療が可能となります。
脳血管疾患の早期発見
近年、死亡する割合は減少したものの、患者数自体は減少してはいません。
医療の進歩により、命を取り留めることができたとしても、後遺症が残り、日常生活に支障をきたす恐れがありますので、とても危険な病気です。
しかし、「脳ドック」で発見できた病状を早期治療をおこなうことで、重篤な状態は未然に防ぐことが可能です。
物忘れ(早期アルツハイマー型認知症)の早期発見
85歳以上では3人に1人が認知症とも言われ、介護をする家族 だけでなく、社会的にも大きな問題となっています。認知症の中で、多い割合を占めるのがアルツハイマー型認知症です。
明確な原因は分かっていないものの、早めにその兆候を知ることで、病気の進行を遅らせ、改善させることが 可能になってきました。